ポリエチレン樹脂中に微細な粒子を高濃度分散加工し、ポリオレフィン系樹脂との相容性が良好なマスタバッチを使用しています。
本マスターバッチをポリオレフィン系樹脂に添加し、成形加工する事により、各種悪臭物質を強力に脱臭する製品(フィルム成形品、繊維)が得られます。
アンモニア、トリメチルアミン硫化水素等の脱臭に非常に効果的です。

1、性状

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2、使用方法

本製品をコンパウンド中に7~10phc添加し、通常の工程で処理して下さい。

3、脱臭性能

コンパウンドに、応用した場合の脱臭性能を以下に示します。

●試料:ポリエチレン・インフレーション・フィルム(ナチュラルレジン 厚さ40μ)
●試料片 50mm×200mm 1枚

●試験方法

(A)アンモニア
300mℓ容三角フラスコに、4%アンモニア水溶液を5μℓを入れ、サンプル投入、25℃に保存し、所定の時間経過後、北川式ガス検知器を用いて、フラスコ内のアンモニア秩序濃度を測定した。

(B)トリメチルアミン
300mℓ容三角フラスコに、0.6%トリメチルアミン水溶液を10μℓを入れ、サンプル投入、25℃に保存し、所定の時間経過後、北川式ガス検知器を用いて、フラスコ内のトリメチルアミン残存濃度を測定した。

(C)硫化水素
300mℓ容三角フラスコに、800ppm硫化ナトリウム水溶液を1mℓおよび1規定硫酸0.1mℓを入れ、硫化水素を生成させ、サンプル投入、25℃に保存し、所定の時間経過後、北川式ガス検知器を用いて、フラスコ内の硫化水素残存濃度を測定した。

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4、考察

1)上記の結果より、共試サンプルの脱臭性能は、ブランク(空)及び、ブランク(PS版)と比較して、優位差があり脱臭効果があると判定される。

脱臭性能測定試験

1、試料

㈱島津商会作成PEフィルム

2、試験方法

(A)アンモニア
300mℓ容三角フラスコに、4%アンモニア水溶液を3μℓ入れ、サンプル(50mm×200mm、1枚)を投入、25℃に保存し、所定の時間経過後、北川式ガス検知器を用いてフラスコ内のアンモニア残存濃度を測定した。

(B)トリメチルアミン
300mℓ容三角フラスコに1%トリメチルアミン水溶液を6μℓ入れ、サンプル(50mm×200mm、1枚)を投入、25℃に保存し、所定の時間経過後、北川式ガス検知器を用いてフラスコ内のトリメチルアミン残存濃度を測定した。

(C)硫化水素
300mℓ容三角フラスコに、700ppm硫化ナトリウム9水塩の水溶液を1mℓおよび、1規定硫酸を0.1mℓ入れ、硫化水素を生成させ、サンプル(50mm×200mm、1枚)を投入、25℃に保存し、所定の時間経過後、北川式ガス検知器を用いてフラスコ内の硫化水素残存濃度を測定した。

3、試験結果

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4、考察

上記の結果より、いずれの臭気物質に対しても、ブランク(フィルム)と比較して防臭マスタバッチ添加品の脱臭効果が大きいと判定される。